セルフコントロールの力で、即物的な喜びよりも大きな喜びを得る

米国の心理学者ウォルター・ミシェルが行った、
4歳を対象とした目の前のマシュマロを食べることを我慢させる
有名な実験の話がある。
 
目の前にマシュマロを置き、
・今食べてもいい
・しかし15分我慢できれば、もう一個食べられる
という条件のもと、
どのような反応を示すか実験した。
 
15分以上我慢できた子は、
以下のような特徴が見られた。
 
・自分の意思がそれほど強くないことを自覚しており、
そのマシュマロを意思の力で克服しようとするのではなく、
マシュマロから気をそらす方法を自分なりに考えて行った。
※目をつぶって誘惑をそらしたり、机を蹴って忘れようとしたり、考えないようにする工夫を行った。
・十数年を経過した後、
周囲から優秀と評価されている。
 
結果、
セルフコントロールの力は人生の成功に大きな成功をもたらすと
考えられている。
 
これは目標達成にも共通して言える。
目標をもっていない場合、
目標(より大きな満足が得られるゴール)を達成するための意思決定ではなく、
超短期的な目先の欲求を満たすためだけの意思決定を行うようになる。
もしくは、
何の意思決定も行わない(なんの選択もしない)という
選択を行うこととなる。
 
目標を持ちそのゴールを目指す行為は、
目先の欲求をコントロールし、
より大きな成果、
より大きな喜びにつながる意思決定を行うことで
初めて手に入るものだからだ。
 
TVを見続けていても、
惰性でインターネットを見続けていても、
必要以上に睡眠をとり続けていても、
その行為は、
より大きな喜びをもたらす目標達成にはつながっていない。
 
今一度、
セルフコントロールの力を
自身に取り入れる習慣を打ち立てる必要がある。