目標達成したいと思っても、楽をしたい誘惑に負けてしまう理由

周囲を見回してみると、
目標が達成できない理由として、
「やろうと思っていたけど、行動できなかった」
というケースが非常に多い。

目標も定め、
やるべきことも計画したのに、
いざ実行する段階になると、
「今日でなくてもいいから明日やろう」
「まずは部屋の掃除から始めよう」
「YOUTUBEを見てからはじめよう」
「疲れているからとりあえず寝よう」
と意に反することをしてしまうのだ。

これは何故だろうか。
簡単な話で、
これは目標を達成することよりも、
楽をすること、娯楽を求めることをより強く望んでいるから
双方の行動を天秤にかけた結果、
誘惑に負けてしまうという構図である。

心の中では、
常に葛藤が起きている。
「こうすべきか、それともああすべきか」
そしてのその葛藤の結果は、
常に心の中で強く望んでいるほうが勝つ。

もし目標を達成することが義務でしかなかった場合、
勝つのはいつも誘惑となる。

では自分が望む行動をとるにはどうしたらよいだろうか。

それは、
種々の誘惑よりも、
目標を達成することの方が、
喜びが勝っている、ワクワクの感情が勝っていれば、
目標を達成するための行動を実行できるようになる。

そのために、
・目標を達成したシーンを創造して、
ワクワクの感情を今味わう

・種々の誘惑に打ち勝ち、目標を達成した自分を想像し、
強烈な喜びに満ち溢れている状況を創造する

・何故その目標を達成したいのか、
その理由をありったけ書き連ねる。
書いた答えに、さらに「何故そうおもうのか?」と問いかけ、
自身の本音を掘り下げる。
借り物の言葉や世間体から出た言葉ではなく、
誰にも見せなくてよいので、
自身の本音による目標達成の目的を知ることで、
強烈な主体性が生まれる。

・その目標を達成したら、
どんないいことが待っているのか、
自身の環境がどのように変わるのか、
周囲の人にどのような貢献ができるようになるのか。
この社会にどのような貢献ができるのか。
思いついた答えをひたすらに書く。
自身の目標と他者への貢献のつながりが見えれば、
自身の目標に重みが増す。

・その目標を達成したその先に、
さらにどんな目標を達成したいのか、
さらにその先にどんな目標を達成したいのか、
目標達成の延長線上にある大きな目標をありったけ書く。
それによりより人生の全体像が見え、
目先の目標に重みが生まれる。

これらを繰り返すことで、
楽をしたいといった誘惑を、
目標達成したいというより強烈な感情で上書きできるようになる。

どんなに強い誘惑も、
それを上回るプラスの感情を生み出すことができれば、
自身の行動をより容易にコントロールできるようになる。