松下幸之助氏は、
人生は真剣勝負であると述べた。
真剣勝負は木刀での勝負と異なり、
わずかな隙が命に関わってくる。
長い人生の中では時には失敗することもあるとのんきに構えず、
毎日を真剣勝負のつもりで生きられるか否か、
その度合いによって人生が決まってくるという。
何か挑戦を試みるとき、
失敗を恐れずにPDCAを回す事は重要だが、
その一つ一つの行動においては、
絶対に成功するという確信が必要である。
だからこそ、
直観だけに頼らず、
様々な方向から論理的に考え、
あらゆる反論に対して説明できるようにする。
すると成功のイメージが明確になってくる。
決して失敗してもいいなどとは考えず、
これなら間違いなく上手くいくという確信が持てるまで、
考え抜くことだ。
そのうえで初めて行動に移す。
それでこそ、一つ一つの行動の質が高くなるのだ。
失敗を恐れて何も行動できないことは一番の問題だが、
絶対に成功するという確信が持てない中での行動を積み重ねても、
その成長の歩みは遅くなる。
成長への歩みを早めるためにも、
適当な行動を繰り返すのではなく、
絶対に負けない、絶対に成功するという確信を持てるまで、
徹底的に考えて行動に移すという姿勢を
身に着けるようにしたい。
そうした真剣勝負の中で生まれた失敗だからこそ、
強烈なくやしさとともに、
次回に活かせる反省を論理的に行うことが出来る。