自分が望む結果を出していたときのことを
思い起こしてみよう。
寝てもさめてもその事を思い続け、
「どうしたらそれが実現するか」を
常に考え続けていた。
少しくらいうまく行かなくても、
「他に方法はないか。
これならうまく行くのではないか?」
と全くあきらめる様子もない。
つまり、
どうすればそこへ到達できるか?という自問自答が、
絶えず頭を占領しているのだ。
脳は問いを投げかけると、
答えのない状態を嫌う性質があり、
必死で(意識的にも、無意識的にも)答えを探そうとする。
よくプロの世界にいる方々が、
寝ているときに答えが見つかったという話を聞くが、
これは脳に真剣な問いを投げかけ続けたことによる作用なのだ。
反対に何の問いも投げかけない状態では、
脳はその働きを停止する。
だからこそ、
得たいもの、実現したいことを頭に描き、
そこに強烈な動機を持たせ、
気づけばその事ばかりを考えてしまう状態に入れれば、
自ずと方法論も行動も生まれてくるのである。
どうすればその状態に入れるか?
前提となるのは、
やはり心躍るような未来像である。
心の底から欲しいと思えるような未来像でなければ、
そこに至るまでに思考が停止してしまうのである。